とりだめしたテープは、どんどん新しいものにとりかえる。ビデオやオーディオのテープは、耳から英語をモノにしようという人にとって、強力な味方になってくれることは言うまでもありません。私もテレビからとったビデオをよく教室で使いますが、教材にはない。新鮮な情報に接することができますし、二回、三回とくり返してみると、それまで気がつかなかった発見をすることもしばしばです。しかし、なんとかとハサミは使いようで、使い方もまちがえると、かえってうまくいきません。たとえば、英語の連続講座などを、一回も欠かさず見ようとして、放送時間帯に見られないときは、かならずビデオにとるという人がいます。タイマーを使えば簡単に録画でき、人手をわずらわすこともありません。留守番録画までもして英語講座を見ようという意欲は買えるのですが、私にいわせると、これがクセモノなのです。というのは、ビデオにとるのは、忙しくて、放送時間にテレビを見る暇がないからです。そういう人は必然的にビデオを見る時間もなかなか自由になりません。何週間かたつと、録画したままのビデオがたまって、いつかは見なければならない、と気ばかり焦ってきます。それが大きなプレッシャーになり、ついにはギブアップしてしまう人が多いようです。しかし、私に言わせてもらえば、そもそもたまったビデオを全部見ようとするのがつまずきの元なのです。テープは一本あれば十分です。見られないビデオは、あっさりあきらめて、つぎの機会に録画する。それも見られなかったら、またつぎと、講座ものは、同じような内容がくり返されているので、途中が抜けても気にすることはありません。英語ニュースなどを聴く場合も同じです。録音したテープを、いつか聴こうと後生大事にとっておくと、負担になってきます。ニュースは毎日放送しているのですから、古いのは消して、新しいのを録音すればよいのです。