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いつまでも清々しく

近ごろの若い人は脚がきれいだわ、いいわね、若いって、と後ろを歩きながら思った。地下鉄の乗り換え駅でその人に出会った。きれいなボブヘア、快活な歩き方、グレーのジャケットに紺色のタイトスカート、バッグと靴はキャメル色で、バッグのほうはスエード。スカーフは紺のシフォン、とそこまでチェックして、故意にその人を追い越してチラリと振り返る。嫌な行為だが仕事だもの、仕方ない。声には出さないがあっと驚く。初老の方なのだ。眼鏡をかけてらして、それがまたセンス良くて、本当におしゃれな人なのだと納得する。五十代の中ごろから六十代にかけてのそんな年代の素敵な人がいればいいなあ、とつい探してしまうものだから、逆の反面教師陣が目についてしまうみたいだ。

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先日も電車の中で反面教師がグループでいらした。席一列を占領して荷物をそれぞれ横に置きゆったりと座りにぎやかだ。息子「お母さん、そこに座ったら」と促していたら、座るんですか、という顔でいなされた。グループでいると個性が失われるのか似たような身体つき、顔形。服の好みも同様に似ている。その日、思わず〈おばさんにならない特集〉の雑誌を買ってしまった。素敵な人も刺激的だけれど、逆もさらにインパクトが強い。