人気のない山道といえ、公道である。いかに運転技術に自信があっても、法外なスピードが許されるわけではない。かつて流行ったような、ドリフト走法などもってのほかだ。道路はクルマだけのためにあるのではない。まずは普通の人の生活のためにあるのだ。それに山道での事故は悲惨な結果を招くことを覚えておくことだ。箱根の上空をヘリコプターで飛ぶと、あちこちに崖から転落したクルマが放置されているのが見えるそうだ。そういう目にはあいたくないものだ。観光地で交通量もそこそこある箱根ならまだいいが、山奥では携帯電話で救急車を呼ぽうにも電波が届かない。かりになんとか連絡がついても、救急車がそこへ来るまで、長い時間待たなければならない。山道でいったん事故を起こすと、都会のようにはいかないのである。といって、山道をとろとろと、後ろに何台もクルマを詰まらせながら上り下りするのも感心しない。出すべきときにはスピードを出して、メリハリのあるドライブをしてもらいたい。山道でこういうクルマに前をふさがれると、後ろのクルマはどうしても無理な追い越しをかけることになり、事故の危険を増やすことになる。たんにスピードを出すのではなく、山道をうまく、スムーズに走る。山道をスムーズに適度のペースを保って走れば、クルマの楽しみは倍増する。山道が苦手だという人は、ぜひ次項を読んでほしい。ほんのちょっとしたことに気をつけるだけで、走りは見違えるようによくなるはずだ。
[参考情報]
コヤマドライビングスクール二子玉川校